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2025年2月12日

副院長・寺師が「獣医腫瘍科認定医II種」に合格しました!

皆さまに嬉しいご報告です。
当院の副院長・寺師が、獣医腫瘍科認定医II種の試験に見事合格しました!

この資格を取得するには、日本獣医がん学会が主催する講習を受講し、試験に合格する必要があります。 試験の合格率は例年約10%と非常に狭き門であり、2024年5月現在、全国でわずか462名しか取得していない難関資格です。

腫瘍診療は日々進化しており、最新の治療を提供するためには、専門的な知識と技術が不可欠です。正式な認定医としての登録は2025年5月1日からとなりますが、これまで以上に最新の腫瘍診療の知識と技術の研鑽を続け、より質の高い治療を提供してまいります。

当院では、腫瘍外科手術、内科的治療、緩和ケアまで幅広く対応し、常に最新の獣医腫瘍学の知見を取り入れながら、動物たちにとって最適な治療を提供できるよう努めています。

腫瘍に対する治療法は様々で、それぞれの動物に合わせたオーダーメイドの治療が必要です。
「腫瘍」と聞くと、不安に感じる飼い主さまも多いかと思いますが、正確な診断と適切な治療選択を行い、動物たちとご家族にとって最善の治療をご提案いたします。

これからも、最新の腫瘍診療を追求しながら、皆さまの大切な家族の健康と幸せを支えるため、より一層努力してまいります。
 

動物の腫瘍(がん)治療について

腫瘍は動物にも珍しくない病気であり、適切な診断と治療が重要です。 当院では、腫瘍診療に力を入れ、最新の知識と技術をもとに、一頭一頭に最適な治療を提供できるよう努めています。
 

腫瘍治療の基本

動物の腫瘍治療には、以下の3つの基本的な治療法があります。

外科手術
腫瘍の切除が可能な場合、最も効果的な治療法となります。

化学療法(抗がん剤治療)
外科手術で取り切れない腫瘍や、全身に広がる可能性がある腫瘍に対して使用します。
近年では、**メトロノミック化学療法(低用量の抗がん剤やNSAIDsなどの抗炎症薬を継続的に投与する治療)**や、 **分子標的薬(がん細胞の特定の分子を狙う薬)**など、副作用を抑えつつ腫瘍に有効な治療法も選択肢として活用されています。

放射線療法
手術が難しい部位や、化学療法との併用が有効なケースで活用されます。
これらの治療を単独または組み合わせることで、動物の状態に応じた適切な治療を行います。
 

当院の腫瘍診療について

腫瘍外科の強化
腫瘍の種類や進行度に応じて、
・完全切除を目指す手術
・生活の質(QOL)を考慮した緩和手術
など、それぞれの動物に適した治療法を選択します。

がんと「うまく付き合う」治療の提案
がん治療は積極的な治療のみが選択肢ではありません。
・症状を和らげる対症療法
・緩和ケアを取り入れ、生活の質(QOL)を維持する治療
など、動物とご家族の負担を考慮しながら、適切な治療方針を提案いたします。

専門施設との連携
放射線療法など、高度な設備を必要とする治療については、専門施設とも連携し、最適な治療が受けられるようサポートします。

腫瘍診療の重要性
腫瘍の診断と治療において、早期発見・正確な診断・適切な治療計画が重要です。 当院では、獣医腫瘍科認定医の知識を活かし、より専門的な診療を提供するとともに、 飼い主の皆様と十分に話し合いながら、治療方針を決定していきます。
 
 

セカンドオピニオンのご相談も受け付けておりますので、気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
今後も、腫瘍診療を含めた最新の獣医療の研鑽に努め、動物たちの健康と幸せを支えられるよう努力してまいります。

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